生まれてこのかた、ずっと反抗期が続いている我が家のおちび。5歳児。
冬のある日、うだうだと朝ごはんを食べながら、突然キリッと真顔になった。
「ねぇねぇ、おかあちゃん」
はやくも漂う、いやな予感。
真顔だなんて、いやな予感MAX。
「学校行きたくない」
いいからさっさと朝ごはん食べて保育園行きなさいよ。保育園でしょ、学校じゃなくて。
「保育園は行くよ。そうじゃなくてさー。学校!」
学校。
「来年から行くでしょ、小学校。」
行きますねぇ、小学校。
「学校行くの、いやだ。勉強したくない。」
昨日もそんなこと言ってましたけどもね、勉強してみてから言いなさいよ。
「メンドクサイ。学校行かないからね。勉強たくさんするとさー、おかーちゃんみたいに、お財布忘れるサザエさんになるんでしょ?」
はい?
「ばぁばが言ってたよ、おかーちゃんは勉強しすぎて頭がおかしくなったって。」
とりあえず、問答無用で保育園に放り込んだ。
えー。ショックだわー。大丈夫だいじょうぶ、おちびはしっかりしてるから、大人になってもきっとお財布忘れないよ!