冬のある日。
珍しくお腹が痛いといって保育園を休んだおちび。
どのくらい珍しいかというと、「エ、あなた、おなか壊すことあるの?」と驚いたぐらい。
腹痛を経験したこと、無さそう。
私の知る限り、おちびに腹痛経験は無い。
あったかなあ…。
おちびという人間は、冬に布団を蹴飛ばし、おなかを出して寝ていても、なぜだかおなかを壊さないのだ。
理由はわからない。
よほど強い菌がおなかに生息しているのかもしれない。
そんなわけだから、しつこく、<お腹痛いの意味分かってるの?>と聞いたのだけど(腹痛を訴える子どもにこの発言はいかがなものかとは思う)、「知ってるってば!」と迷惑そうに言うので、保育園に電話してお休みさせた。
おちびは朝御飯を半分残し、ベッドに戻った。
1時間ぐらいしたら起きてきて、トイレに行き、普通にテレビを見はじめた。
あのさ、お腹痛いのはどうしたの?
「え、今トイレに行ったから大丈夫になったよ。」
嫌な予感。
もしかして、トイレに行きたい感じで、お腹痛かったのかしら…?
「そうだよ。だからもう大丈夫だよ」
えー?!トイレに行きたいだけで、保育園はお休みしないんだよ!
「違うよ!●●ちゃんも、■■ちゃんも、お腹いたくて保育園お休みしたんだよ!」
それは、トイレではない!病気だーーー!
世の中にはトイレではない腹痛があること、病気でお腹が痛くなること、そしたら保育園をお休みすることなどをおちびに説明。
おちびは、この頃お友だちが「お腹いたくて保育園休んだ」って言ってたから、お腹痛いから休まないといけない!と考えたらしい。
それはきっと、感染するお腹のかぜだと思うよ…。
私はお腹のかぜに限らず病気になりやすい子どもだったので、まさか、こんなことを説明されないと分からない人が居るとは。
でも、小学校に入る前にわかって、良かったかな。
そういえば、ばあばは
「大人になるまで頭痛になったことがなくて、よく意味が分からなかった」
とか、言ってたな。
おちびは頭痛も歯痛も(腹痛も)知らない、たぶん。