寝相が悪いおちび
おちびと私は二人でダブルベッドに寝ているのだが、おちびの寝相がひどくていつも苦労する。
この寒い中でも、おちびは布団を蹴飛ばす。
観察してみると、片足で豪快に蹴り飛ばすタイプではなくて、両足を交互に走るように動かして掛け布団を踏みつけるタイプのようだ。
確実に目的を遂行する、慎重派のおちびらしい動きである。
そしてそのまま眠り続けるおちび。
最近の新潟市は珍しくとっても寒く、この前は外が氷点下5度だったから、家の中はたぶん4~5度ぐらいだったと思うのだが、そんな寒い中でもパジャマ1枚で平気。
おまけにヘソを出している。
気がつくたびに布団をかけなおすが、しばらくするとまた布団が消えている。
おちびはとても健康なので、毎晩こんな様子なのに、ハラ壊すこともなく、カゼ引くこともなく、元気だ。
問題は私のほうで、おちびとは違ってふつうのひとだから困る。
おちびの布団が消えれば、私の側も半分ぐらい布団が消える。
夜中に何回も寒くて目が覚め、そのたびに布団を直すので、すっかり酷い寝不足だ。
しかもハラ壊した。
なんで私が…!
おちびに
「おちびに新しいベッド買ってあげるから別々に寝よう!」
と提案したけれど、おちびは
「おかーちゃんがいいの!おかーちゃんじゃなきゃダメなの!」
と(珍しく)殊勝なことを言って泣く。
あと5年ぐらい、このままかなぁ…これから何回、おなか壊すんだろう私。
はらまきしても、さすがに室温5度ではおなか壊すよ(だって人間だもの)。
さっさと別々に寝るようにしたい。