おちびがプレゼンに失敗した話
おちびの反抗が激化している。
すごい勢いで反抗している。
朝ごはんもお夕飯も、一口たべたらソファに転がったり、ご飯粒をお箸で潰したりして遊び、注意されても叱られても怒鳴られても同じことを繰り返し、とうとう「廊下に正座してご飯の刑」に処されたおちび。
泣きながら「廊下は暑いー苦しいー助けてー」と窓から外に向かって叫んでいた(!)が、そのぐらいでひるむ私ではない。
だいたいその日は珍しく涼しかったので、「暑いっていうのはおかしいんじゃない?」とおちびに指摘したら、「廊下は寒いー苦しいータスケテー」に変化した。
ここらへんが5歳だ。
近所の人に通報されてもかまわん。
そんなことを構っていてはおちびの相手はできない。
ちなみに、だらける理由は「おかーちゃんを見てるとだるいから」だそうな。
思春期か。
さて、翌日。
繰り返し同じやり方で反抗するおちびではない。
なぜか着替え途中で(つまりすっぽんぽんで)おちびがプレゼンを始めた。
「おかーちゃんは仕事ばかりしている!私は小さい子なんだから、もっと一緒に過ごさなければならない!おかーちゃんは私をもっとかわいがらないといけない!一緒に居る時間が少な過ぎる!」
…に始まり(あんまり長くて途中どんな話だったか忘れました)、
「さぁ、保育園へ電話してください!今日は休みますって電話してください!」
で終った。
ここで笑ってはいけない。
笑ったら台無しである。
難しい顔をKEEPして、おちびに質問。
「つい一昨日、佐渡に行ったとき、おかーちゃんとずっと一緒にいて、いろんなことして遊んだばかりでしょ?忘れたの?」
すると、なんだかおちびはウギャーと泣き出して、
「ダメなの!昔のことは忘れるの!昔の話を出すのはダメです!!」
そんなこんなして、今日も何とか、保育園へ行った。
明日はどんなワザがくるかなー。おちびにプレゼンなんて教えなきゃ良かったかなー。