目次
ネゴシエーター(交渉人)
お着替え、トイレ、食事がひととおりできるようになったらしい、我が家のおちび。
服が裏返っていると、自分でちゃんと直せる。
おトイレは、最初から最後までひととおり、一人でできる。
…らしい。
残念ながら、伝聞。
我が家ではやらない。
保育園では、率先してひとりでやり、できない子のお手伝いまでするらしい。
では、うちでは?
…というと。
「おかーちゃん、パンツどうやってはいたらいいの!?」
突如として、おちびに健忘が発生するようだ。
ネゴシエーターおちび、素直な言い方をしない。
「おかーちゃんパンツはかせてー」なんていわない。
駄々をこねるようなまねはしない。
甘えるだけのことなのに、一筋縄ではいかないのがネゴシエーターたる所以だ。
「どうやってはいたらいいの、教えて!」からの、「おかーちゃん手伝って!」である。
もちろん、ここでおちびに教えたところでやらない。
結局私がはかせることになる。
おちびはいろんなことを忘れる。
保育園からの帰りは必ず「どうやって靴はいたらいいの!?」、日頃の食事は毎度「どうやって食べたらいいの!?」という具合。
私はドウヤッテの呪文と呼んでいる。
お昼寝したくないときは、目のつぶり方を忘れるんだそうな。
今朝はついに、「どうやって座ればいいの」と言い出した。
抱っこから、降りたくなかったらしい。
おろそうとしたら、「やだーやだー」と暴れた上で、「どうやって座ればいいの!?」
赤ちゃんだって座れるよ!