「びょうじほいく」の意味を知らないおちびの話
ある日、おちびと一緒に遊んでいたお友達2人が、夕方になって熱を出しました。帰り際、一緒に遊んでいたので心配だからと、保育士さんから体温チェックを受けましたが、おちびは平熱。
おちびは病児保育を楽しみにしていて、
「明日はあっちの保育園(病児保育)だね!」
とお目目を丸々にして楽しそうにしていました。
可能性はかなり低いと思うけどなぁ……と私が言っても、おちびは聞いていません。
さて翌朝のこと。
おちびは起きてくると、体温計で体温をはかって!とせがみ、熱が出ていなくて泣き喚きました。
「うぎゃー!」
ってわめいても熱はでないよおちびさん。(いや、ちょっと体温上がるかも?)
「なんで、病気じゃないとびょうじほいくに行けないの!?」
それはね、病気の子のための保育園だからです。
さらに、その日は雨。
我が家のあたりは土砂降りで、保育園のプールはお休み。
雨=プールお休みと分かっているおちび、お天気を知るとますます不機嫌に…。
夜、お夕飯を食べながら、おちびに一応説明しておきました。
おちびはね、健康だから、なかなか病児保育にはいけないと思うよ。
「病気じゃなくてもびょうじほいく行けないかなぁ」
行けないだろうねぇ。
「お腹痛くなったら行ける?」
お腹痛いだけじゃ難しいかな。だいたいおちびは、お腹丸出しで寝ても痛くならないんだから、難しいんじゃない?
「みんなどうやってカゼひくの?」
どうやるのかねー。焦らなくてもそのうちカゼ引くから楽しみにしてたら?
カゼって、引こう!と思っても、なかなか引けないよね。引きたくない!と思ってると、引いちゃうんだけどね。
その後もおちびは、ごはんを食べながら「どうやったらお腹痛くなるかなぁ……」と親権に考えております。