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ジャイアニズム
うちには元々、抹茶茶碗が1つあった。
お茶を習っているわけでもなんでもない。
ただ自分でたまに抹茶いれて飲むのだ。
抹茶はおいしい。
抹茶をおいしいおいしいと一人で飲んでいたら、おちびに奪われるようになった。
しまいには、せっかく入れた抹茶を全部飲まれてしまうようになった。
おのれ、おちび!
抹茶入れるたびに喧嘩するようになったので、しかたなく、抹茶茶碗をもう1つ購入。
おちびが自分で選んで買った。
ところが新しい抹茶茶碗、どうも釉薬か染料のにおいがする。
洗ってもなかなか消えない。
そこがおちびは気に入らないようで、
「おかーちゃん、このお茶碗くさいね。」
うん、新しいからねぇ…
「おかーちゃん、このお茶碗使ってもいいよ。わたしがこっち(古いほう)使うよ。新しいの、くさいから使いたくない。」
えー。さすが、上から目線でジャイアニズム吹き荒れる我が家のおちび。
くさいものは母にやるのか。
「くさくなくなるまで、それ(新しいの)使っててもいいよ。私はこっち(古いほう)つかっててあげる!」
って、おい!どこまで上から目線。
しかも当然のように私の茶碗をとる気か。
おのれー!!…と言いつつ、結局おちびの言いなりになっている今日この頃…。