おちびとわんこず

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子どもと犬、家族と犬の関係は単純じゃない

うちのおちびは小さい頃から、実家わんこ2匹と、弟のわんこと、うちのココに囲まれて暮らしている。
犬それぞれで、おちびに対する態度(と立場)が全然違う。
「犬は小さな子どもにどう接するか」は、犬によって違うとしかいえないのだなぁと思う。

ワイアーフォックステリア 8歳

実家わんこその1(ワイアーフォックステリア 8歳、メス)は、テリアらしく神経質で、自己中心的で攻撃的。
まさにワイアーフォックステリアらしい性格。
そして、小さい子どもがやや苦手だ。
外面がいいので、散歩中に小さい子に出会っても、尻尾を振って愛想よくしている。
でも、小さい子どもを避けて通れるなら、積極的に避ける方を選ぶ。

ただ、おちびについては「自分の飼い主たちが大事にしている子」という認識があるようだ。
おちびが赤ちゃんのときは、おちびの目の前でオモチャや鈴などを振ってあやしたり、引っ張り合いをしておちびに負けてみせたりしていた。
今もそれなりに仲良し。
おちびと張り合おうとはしない。
普段は我がままかつ神経質なのに、おちびに対しては親分風吹かせているのが、見ていておかしい。

スタンダードプードル 3歳

もう1匹の実家わんこ(スタンダードプードル 3歳、メス)は、おちびと一緒の時期に赤ちゃんだったので、たぶんおちびを姉妹(おちびが妹?)と勘違いしている。
おちびにくっついて嘗め回して抱きついて離れない。
兄弟なので手加減なしで必死に抱きつく。
べろんべろんになめる。
好きで好きでしょうがないのだ。
おちびがいやな顔をしても、飼い主が止めに入っても、気にしない。
効果なし。
おちびが大好き!という気持ちだけは誰も抑えられないのだ。

この子の前でおちびを叱ると、本気でガウガウ吠えられる(でも私と目が合うと上目遣いになって隠れる)。
おちびを叱って、おちびが泣くと、襲い掛かられる(でも目が合うと…略)。

ダックスとトイプーMIX 4歳

弟わんこ(ダックスとトイプーmix 4歳、メス)は、おちびを遊び友達だと思っている。
ずーっとおちびの後ろにくっついて追いかける。
おちびがぼんやりしていると、次々おもちゃを持ってくる。
おちびの周りをくるくる回る。

おちびが嫌がると、他の犬と遊ぼうとする。
ランちゃんのようにしつこく付きまとわないし、ぷーちゃんのように「あやす」感じでもない。
対等なお友達。
ひたすら「楽しく遊ぼう!」と言ってくる。

トイプードル 8歳?

うちのココ(トイプードル 8歳?、オス)は、おちびをライバルだと思っている。
おちびより後から我が家に来たけれど、自分のほうが年上なので、常におちびと張り合い続けている。
決して、自分からおちびと遊ぼうとはしない。
でも遊ぶのは嫌いじゃないから、おちびにボールを投げてもらうと喜んで遊ぶ。

ココは賢いので、普段、自分のオモチャでしか遊ばない。
同じようなボールを持っていても、おちびのボールには普段は手を出さない。
…が、スキを見て、おちびのボールで遊んだり、おちびのスリッパの上に寝そべってみたりする(でも、私に見られていると気がつくと、ささっと逃げる)。
なんとかしておちびより上に立ちたいのだ。

犬は生き物なので

何が言いたいかというと…ざっくりというと、「犬は生き物だ」ということだ。

上を見てのとおり、プードル系が3匹居る。
今まで、何種類か犬を飼ってきたけれど、プードル系の犬は性格が明るくて賢い。
それから、暴走スイッチが入ると、飼い主の声が聞こえなくなる。
そこは共通しているけれど、おちびへの態度ひとつ取ってみても、けっこう違う。

例えば、ココは常に、おちびの座を奪おうと狙っている。
おちびがソファに座ると、なんとか邪魔して自分がソファに座ろうとする(そしておちびのお尻に踏まれ、逃げていく)。
…と、これを読んで、「ココはおもしろいなぁ、同じような犬を飼ってみたいなぁ」と考えたとしたら、要注意だ。
ココは常に上昇を狙っている、権力志向が高い犬だ。
私が、ココへの対応をすこし誤ると、恐らくココは勘違いをして、おちびのお尻に踏まれたときに逃げずに噛み付くことになるかもしれない。
あるいは、私の制止を全く聞かなくなるだろう。

飼い主の対応ひとつ、家族となったときの環境ひとつで、犬は全然違う動きを見せる。
もともとが同じような犬種で、似たような性質であっても。
それがプラスに作用することもあるし、マイナスに作用することもある。
プラスに作用するように持って行くのが、飼い主の義務なのだろうと思う。

ペットショップで犬を眺めていたら、
「トイプードルは社交的なので飼いやすいですー」
「お子さんにも友好的だから大丈夫ですよ!」
「先住犬も、女の子同士なら大丈夫です!」
と説明している店員さんの声が聞こえて、唖然としたのでちょっと書いてみた次第。
いや、もちろん、そんな声が聞こえたからって、店員さんをさえぎったりはしないんだけども。
人間同様、犬だって、そんなに単純なものじゃない。
実家わんこずは、両方とも女の子。お互い適度に距離を保っているが、たまに壮絶なケンカをしている。
決して「女の子同士だから大丈夫」ではない。人間もそうでしょ?嫁と姑とか…。

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この記事を書いた人

きくちのアバター きくち トマト行政書士事務所 代表

新潟市在住。トマト行政書士事務所代表。
家族はおちびと犬2匹、クサガメ1匹。

1日の移動距離が30km程度までならクロスバイクで移動。
それ以上は自動車で、新潟県内外を走り回り中。

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