仕事獲得のために!!独立開業直後にやった営業活動方法

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こんにちは!トマト行政書士事務所の菊地です。

「仕事獲得のために、独立開業直後にやった営業活動について」特になかなか最初の仕事がもらえず悩んでいる人は、知りたいのではないでしょうか。

私が独立開業したのは約10年前なので、今とはインターネット等の環境が全然違いました。
例えば、オンラインでミーティングやセミナーを行うなんて、全く考えられませんでした。
今も難しいという人もいるかもしれませんが、ずいぶん一般的に手軽に行えるようになりました。

だから、今回の内容は「今ならもっと簡単にできるのにな」という内容もあるかもしれません。
「なかなかうまく行かないものだ」という部分だけ共感いただいて、あとは「こんな方法もあるのか」と少し参考になれば御の字です。

当時最初は「とにかく3年で軌道に乗せたい!」と思っていて、それでいて育児中だったからさほど残業したり朝早く事務所に入ったりできなかったので、いろんな人にいろんな営業方法を聞いてまわり良さそうな方法を研究しました。
今思うと、聞いて回る暇があったらもうちょっと動けばよかったんじゃないかと思いますが。

目次

諸先輩から聞いた話

まずは私の話の前に、諸先輩方から聞いた話を列挙します。

行政書士さん

(とある先輩行政書士A)セミナーやりますってFAX送りまくったよ

いろいろな先輩から話を聞いたのですが、皆さんいろんなやり方していました。

  • とにかく楽しいセミナーをやるというFAXを、いろんな場所へ送りまくった。
  • チラシを作ってポスティングしまくった。どうせ仕事も無かったし、毎日歩いてポスティングしていった。チラシはWORDで作り、普通に印刷した。
  • 趣味の集まり、商工会議所の集まり、とにかくすべての集まりに片っ端から参加して名刺を配って歩いた。
  • 異業種交流会、参加できそうなもの全部に出た。幹部の人とすぐに仲良くなって、司会になった。異業種交流会は、ふつうに参加してもうまみが無い。参加メリットが欲しいなら、開催者側にならないと。

思いつくものは全力で全方位へ向けて全弾射撃という感じでしょうか。

私も、チラシは何回か新聞に折り込んでもらったし、異業種交流会や商工会議所やら士業同士の集まりにも出たし、いろんなことをしてみました。
でも、まず、育児中なので基本的にお酒飲んで帰れませんから、そこでもう交流の幅が狭まってしまいます。
そこで無理してもしょうがないですし。
早朝の交流会もあるようですが、子どもを保育園やら学校やらへ送り出さないと外出できませんから、外で活動できません。

ただ、とにかく独立開業直後は、効果があろうと無かろうと思いつくもの全部を数か月やってみる!というのがいいと思います。考えるより行動。
私の環境とあなたの環境は違うし、地域性というか、地域住民の方の気質でも違うとかね、いろいろあります。
例えば折り込みチラシ。
私はデザイン業界に長らく関わってるわけですが、経験上、同じチラシ配っても反応が良い地域と悪い地域があります。
1000枚配って問合せ電話が1件あるかないか……の地域と、10件ぐらいお問合せがある地域。
本当に違うのです。
交流会だって、全国規模の異業種交流会が、やはり地域ごとに特色が違ってしまっており、ある地域では和やかな異業種交流会だけど、ある地域では体育会系の「俺の酒が飲めないのか」系、またある地域では参加者が生命保険代理店系FPばかり……とか。
そういう意味でも、何が当たるか分かりません。
とにかくやってみる!チラシなら、1回配るだけじゃなくて、1~3ヶ月ぐらいしたらもう一回配ってみる!複数回やると急に反応が増えることがあります。
なんでもある程度の期間、やってみたらいいのです。

SNSからメッセージを送る

さて、今度は実際に私がやったことについて。まず一つ目。

きくち

SNSから仕事の募集をしている人に、直接メッセージを送ったわ

私は実名でFacebookとX(旧Twitter)、InstagramなどのSNSを活用しています。
そのメッセージ機能(DM)を使って、仕事の求人らしい投稿をした人に、自分から応募の連絡というか、「こういうことができます」という売り込みメッセージを送りました。

特にFacebookは基本的に実際の知り合いしか「友達」登録していなくて、仕事上のお付き合いの人がほとんどなので、たまに「〇〇募集」とか「〇〇できる人を探してる」といった投稿があったのです。
そこで自分ができそうなものがあったら、とにかく声を挙げました。

今は、SNSの投稿はほぼプライベート寄りにしていて、仕事のことはWEBサイトに集中させているのですが、以前は仕事のことをふんわりぼかしてSNSに投稿したり、勉強したことは積極的に投稿していました。
WEBサイトでも仕事の情報をしっかり載せたうえで、SNSに、自分のスキルと仕事への姿勢を日頃から投稿し続けました。毎日。
そのうえで、求人とか、「〇〇できる人を探してる」といったものがあったら、提案メッセージを送信。
メッセージを受け取った人は、私のプロフィールや投稿内容、WEBサイトの内容も確認したうえで、ご連絡をくださってた様子でした。

なお、相手のところにメッセージが集中することもふまえて、的確に提案に必要な情報を盛り込んだメッセージを送るのが大切です。
単純に「〇〇できます仕事ください」ではなく、もっと具体的に提供できる内容を派生が想定される仕事も含めて提案し、簡単なスケジュール案と金額案(条件含め)も提示しました。

交流会やセミナー後の懇親会は、「同じ方向を向く」のがカギ

前述したけれど

行政書士さん

(とある先輩行政書士B)異業種交流会、参加できそうなもの全部に出た。幹部の人とすぐに仲良くなって、司会になった。異業種交流会は、ふつうに参加してもうまみが無い。参加メリットが欲しいなら、開催者側にならないと

これを言った同業の行政書士は、私は営業の天才なんじゃないかと思っている人で、実際に前職は営業職だったようです。
本当に凄いのです。
彼に売り込みをかけられたら、不要な高額商品だと分っていても断るのは難しいんじゃないかと思います。

一方私は凡人で、さほど営業職に向いている人材ではありません。
だから、彼のような交流会の利用方法は難しいです。
幹部の人と仲良くなるなんて、無理な気がします。
それに、一般参加者の多くは私やあなたと同じ、仕事を求めて参加しているのです。
でも、全く何も挑戦せずに交流会を諦めるというのも、ちょっと違う気がします。

そんなわけで、私なりのやり方で交流会に何回か参加しました。

  1. 仕事内容を伝えあう。自分がやっていることを説明し、相手がどんな仕事をしているか、丁寧に聞き出す。
  2. 相手の客層と自分の客層で重なっている部分があったら、お互いに役立つのではないかという情報交換。何かあったら紹介させてほしいと伝える。

お互いに仕事くれ!って言っていてもしょうがないので、自分のお客様と相手のお客様で重なる部分があったら、「紹介しあえますね」「コラボできそうですね」って話に持っていきます。
相手も営業活動を続けるでしょうし、もし紹介してもらえるなら効率良くていいですよね。

私の場合、交流会で知り合った人で、その後も仕事につながった人はごくごく少数だったけれど、こればかりは運だと思います。
とにかく私が何をしているのか知っている人が誰も居ない状況なので、効率とかコスパがとか言ってないで、思いついたことを片っ端から動いてやっていくしかないのです。

折込チラシ+「無料相談会」

新聞折込で5000枚前後のチラシを折り込んで、「無料相談会」を開いたこともありました。
無料相談の課題は毎回それぞれ違うのだけれど、共通しているのは
「こういうことでお困りのことを一緒に課題解決していきましょう」
という姿勢。
私の場合デザイン作成は自分でできるし、印刷代と新聞社に支払う折り込みチラシ料金だけなので、比較的安価に大量に折り込めました。

「遺言書作成相談会」が多かったでしょうか、私の場合。

1年間、数か月おきに定期的に、新潟市内のいろんな地域に折り込みました。
チラシの面白いところは、すぐに効果がなくてもくり返すうちに効果がぐっと上がることがあるのです。
折り込みをやめた数年後に、問い合わせがあるとか。
チラシを大事に保管しておく人がおられます。
だから、折り込んだチラシは数年間、丁寧にファイリングして、折り込んだ日付や媒体、地域を記録しておいたほうがいいでしょう。

チラシを少数作って、チラシを置かせてくれるところに置いておく人もいます。
そういう地域のスペースを地道に使い続けるのも一つの方法です。

同業者数名で「無料相談会」って施設の一部屋を借りて、やっている人たちもおられます。
そのために一般社団法人など、非営利法人を立ち上げた人たちもおられますね。
やり方・目立ち方はそれぞれ。
チラシやメディアへの広告などは、かなり目立ってもほとんど問い合わせはありません。
目立つから反応があるというものではないのです。
まずは目立つのが大切ですが、品位を損なうような目立ち方をしないよう気を付けましょう。
一瞬目立ってもあまり意味はなく、目立ち続けることで、反応が増えます。継続がポイントです。

コミュニティからの紹介

コミュニティと交流会との区別は難しいのですが……交流会みたいに営業目的で集まるのではなくて、例えば勉強会とか、行政書士会の研修後の懇親会なんかもそうかもしれません。
そうした自分が所属しているコミュニティで、仕事の紹介が発生することがあります。

「同業者と仲良くしても無駄」
という人もおられるけれど、そうですね、そういう考え方もあるでしょうね。
ただ、私や私の周りの同業者は、適度に仲が良いと思うし、お互いに仕事をお願いしあってるし、紹介料だの営業マージンだのは言わずにただ
「ちゃんとやってくれるんなら御の字」
という姿勢で共通しています。

それから、営業活動というとちょっと違うけれど、勉強会の色が濃い異業種交流会にも参加していて、そちらで何人かの人とお友達になって、同業者ではないけれども経営者同士ということもあり、話があったり悩むポイントも同じだったりして、とても助かっています。
参加したばかりの頃は、お互いに事業主としてスタートしたばかりだったのが、今やお互いに10年経つのですから早いですよね、本当に。
やっぱり仲良くなった人とは、仕事でもやりとりしやすいです。

余談ですが、こうして仲良くなる人は、やっぱり似た人が集まりがちです。
紹介料とか営業マージンとかにシビアな人は、そういう人同士で集まります。
ガツガツ営業する人は、ガツガツする人で集まります。
私なんかは平穏にのほほんで仕事はきっちりタイプだから、周りも平穏にのほほんで仕事はきっちりな人ばかりになっています。

まとめ とにかく思いついたものを全部やろう!同時にやろう!

今なら、クラウドソーシングやビジネスマッチングアプリなんかも、活用している人も居ると聞きます。
それらは私は使ったことが無いから、ここで説明できることがありません。
今更使ってみたところで、「独立開業直後の営業活動」ではないと思いますし。

以前「仕事を取るなら、WEBサイトを作ろう」という記事を書いたけれど、WEBサイトをかなりしっかり作ったうえで(ただカタログタイプのWEBサイトだけどね:記事内参照)、今までに書いてきたような営業活動をしてきました。
営業活動をしながら、ちょっとずつWEBサイトの認知度が上がって、徐々にお客様が増えてきたのです。

あとは、全ての仕事を誠実にしっかりやることです。
良い仕事をすることが、最大の営業活動だと思います。
良い噂は悪い噂ほど波及しないけれど、それでもじわじわと広がります。

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この記事を書いた人

きくちのアバター きくち トマト行政書士事務所 代表

新潟市在住。トマト行政書士事務所代表。
家族はおちびと犬2匹、クサガメ1匹。

1日の移動距離が30km程度までならクロスバイクで移動。
それ以上は自動車で、新潟県内外を走り回り中。

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