初めて単位を落とした!~2017年度 第2学期の成績発表@放送大学

今回も、成績発表の日は大盛り上がりだった放送大学バーチャルキャンパス(Facebook)。
いや、放送大学生がみんな盛り上がり、「システムWAKABA」(放送大学の履修申請や成績確認等を行うインターネットアクセス可能なシステム)にアクセスが殺到。
データベースの順番待ちで「表示できません」エラー続出が、成績発表後今までに無く長時間続いた………らしいです。

目次

相変わらず盛り上がる成績発表

大学のこと等に詳しい方々によると、今までとは異なるシステムに変更したため、エラー発生が長時間続いたのだとか。

そして、本部への苦情が寄せられているのだとか。

さて、ワタクシはと言いますと、その点根がのんき……いやノンキじゃないな、けっこう短気なほうなんだけど……でも性格が(仕事以外は)不真面目なので、
「おぉーエラーだ!いまどきこんなにエラーが続くなんて!すごい!」
とエラー画面を見て楽しんでからは、さっさと寝ました。

早く成績を見たくて朝まで起きていた人もいらっしゃるらしいので、すごい話です。
尤も、放送大学以外の学校もあわせて通っている人は、放送大学の単位を何かに申請する締め切りがあるのだそうで、そういう場合は急いで確認しなければなりませんからね。
そういう方については、私も理解できます。
しかし大半の方は、「はやく成績確認したい」という一心で、諦めずにアクセスし続けたのだそうですから、本当にすごい。

きっとすごくマジメな人なんでしょう。

放送大学はけっこう年配の学生もいらっしゃいますが、バーチャルキャンパスでの会話を見ている限り、「試験前に勉強さぼる」だとか「成績はとにかく早く確認したい!」といったことで、年齢差を感じることは少ないです。
人間は、何歳になっても、「大人」にならないものなのだ。
きっと。
成績発表から翌日にシステムwakabaで確認できるんじゃ、我慢できなくて、苦情言っちゃうものなのだ。
きっと。

私はそんなことしないけど。
(すんなりアクセスできたら、きっとエラーの頃が懐かしいなぁと思うんじゃないかな、私。)

ところで、初めて単位落としました!

さて、あらためて。
今回の私の成績は、というと…

こちらが、今回の成績通知書です。
○Aが並ぶなか、一つだけ輝く「D」の文字。
その右には、文字が切れてしまいましたが「再試験可」とあります。

つまり…単位を落としたので、次回の試験のときにもう一回だけ試験を受けることができますよ、という意味です。

私はたぶん、人生で初めて、単位を落とした気がします。
いやまて、本当にそうかと言われると分からないです。
現役学生時代は、もう20年ぐらい前だから。

…にしても、ショック。

何がショックかと言いますと、これが、「勉強していて全然分からない!」とか、あるいは「時間が無いので手抜きしちゃった」なら納得できるのですが、今回は全部同じようにほどよく手抜きして(笑)勉強し、みんな面白く学習できた中で、1つだけ試験がやたら分からず、結果単位を落としたわけでして…

なんで??どうして??

危機の心理学

世の中にある様々な「危機」と、それに対する人間の認識についての心理学。
これは、けっこう面白かったです。

例えば、「重大犯罪の件数は、年々減っていて、人口比で見ても減っている」にも関わらず、一般の人は「年々、日本の治安は悪くなっていっている」と考えていて、さらに「自分が住んでいる周りの治安は昔から変わらない」と思っている。
もちろん、犯罪のプロ(警察官等)は、重大犯罪の件数等への正しい認識を持っている。

なんでこうなるかというと結局、メディアが大々的に報じるのは重大事件が多いからで…。

面白いですよね。
考えてみれば、虐待だの、連続殺人だの、悲惨で人の感情を波立たせるようなニュースは、人の関心を引くし視聴率が上がります。
昔以上に現代は、視聴率をより上げるために、悲惨な事件を悲惨そうにたくさん流しているのでしょう。視聴率に繋がらない(けれども重大なニュース)は減らして。

心理臨床とイメージ

心理療法には、イメージを用いたものがあります。
箱庭とか、コラージュとか。
また、バウムテスト等、心理テストにもイメージを用いたものがあります。
そうしたものをそれぞれ、概略を扱っている講義でした。

私は放送大学の心理臨床研修会に参加していることもあって、イメージと心理の関係性に興味があったし、日頃心理臨床研修会で学んでいるのはコラージュによる療法と分析方法なので、それ以外のものの考え方を知りたいと思ったので、受講しました。

興味があるので、とても関心高く学べました。

心理臨床と身体の病

問題の(笑)成績Dだった講義。
病気と心理の関わりを扱ったものです。
私ももう40歳ですし、自分の健康のことを考えたいという希望もあったのだけど、うちの事務所には高齢な方が多いので、それなりにみなさん何らかの病を抱えていらっしゃいます。
だから、そうした方の心理を理解できればいいな、と思って受講しました。

がんといえば、昔は治らないものでしたが、今は治療すれば治るケースがどんどん増えています。
HIVなんかもそうです…ずっと薬を飲み続けなければなりませんが。
糖尿病は、やっぱり、一度かかってしまうと、薬を飲み続けなければなりませんよね。
でも医療技術の進歩で、病イコール死、ではなくなってきました。

こうした中で、病を得た人の気持ちがどうなるのか。
そして、死を前にした人の心理や、その家族の心理。
そうした内容全般を広く扱った講義でした。

おかしいなぁ、面白かったのに、なんで単位落としたんだろ?理解不能…。

交通心理学

車の運転が大好きだから受講しました。
歩行者の心理や、運転する人の心理を理解すれば、それだけ交通事故のリスクを減らせるかな、と思って。

期待どおりに、歩行者、高齢者、子ども、車のドライバー等が、リスクをどんなふうに捕らえるか、なんで事故につながるのか、幅広く学習できました。
子どもの交通事故の統計を見れば、どこを重点的に我が家のおちびに注意すればいいかも分かりますし、受けてよかったです。

発達科学の先人たち

この講義は、持ち込み可能なのだけど、だからといって勉強しないのは非常にもったいない。
私は全部教科書を読みました。

尤も、「もったいない!」と思うのは、うちに子どもが居るせいかもしれません。
子どもの幼児教育の歴史が分かるので。
例えば、今まで「シュタイナー教育」なんかは、名前は聞いたことがあって…幼稚園のパンフレットで、ですが……でもどんなことをするのか、どうしてそれがいいのか、何でこれが開発されたのかが分からないままでした。
そして、分からなくて興味が無いものには近寄らない。
でも今回講義を受けてみて、シュタイナー教育の成り立ちが分かり、幼稚園のパンフレット等に書かれてある「幼稚園のカリキュラム」のどこがシュタイナーなのか、どこが幼稚園独自のものなのか、なんとなく分かるようになったのもよかったです。

いや、だからといって、うちの子は既に保育園に通っているわけで、別に何かの役に立つわけではないのですが……。

反省したこと

今回単位を落としてみて、反省したことを1点。

学ぶために放送大学へ入ったのに、いつの間にか、単位をとるのが目的になっていたような気がしたのです。
(だから単位を落としたのか、というと、それはまた、違う問題だと思います。)
ちゃんと学べていないのに、
「このぐらい勉強すれば単位取れるだろう」
と思って、途中で勉強を切り上げたのかなぁ………

と、そんなふうに、反省しました。

しかしまぁ、その一方で、私の中の悪魔がささやくのです。
○Aといえば満点(かそれに近い)状態なのに、同じように勉強して1つだけDなのはおかしい!
きっと、この講義とはご縁が無いんだなー運が悪かったんだなー………。

いかんイカン。

ちゃんと、反省しよう。でないとまた、試験ぎりぎりに慌てる羽目になっちゃう。

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この記事を書いた人

きくちのアバター きくち トマト行政書士事務所 代表

新潟市在住。トマト行政書士事務所代表。
家族はおちびと犬2匹、クサガメ1匹。

1日の移動距離が30km程度までならクロスバイクで移動。
それ以上は自動車で、新潟県内外を走り回り中。

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