勉強のお勉強、大人になっても学び続けるということ2

たぶん、勉強とか成長とかを意識しておらず、ひたすら日々忙殺されていたら、ふと振り返ると我が脳みその中身に愕然とするんじゃないかと思う。

30歳当時は、子どももいなかったし、仕事が忙しかったというだけだった。
ありがたいことに、仕事の知識は増えた。
その知識は、今の仕事にもつながっている。
それは、本当に職場がよかったんだと思う。
(その後何年も、知識が磨かれるような職場には出会わなかった。)
それ以外は、既に書いたとおり、つまらない知識が増えただけだった。

意識して、何かを学び続けなければならないんじゃないかなと思ったのは、30歳当時からだったけれど、その後ますますそういう思いが深くなった。

目次

大人だからこその勉強

もしかしたら、30歳ぐらいから、私の中で学生時代に蓄えた「学んだことの貯蔵庫」が尽きてきたんじゃないかとも、思う。
この貯蔵庫は、使えば減るっていうものではないけれども、時間の流れや時代の変化で変質することがある。
それから、自分自身の変化や環境の変化に、貯蔵庫の中身がついていけないことがある。

だがしかし。
仕事は忙しい。
やるべきことはたくさんある。
だいたい、何を勉強すればいいのやら。

そんなことを何年も考えて、結局勉強らしい勉強をしなかったら…
30代半ばにして、人生に転換が発生し、自分自身でその転換期を乗り越えるために法律の知識が必要になって、必死に勉強する羽目になった。
もっと早くにやっておけばよかったなぁと後悔しても、まさに後の祭り。
ただ、必死に勉強した分、資格合格に至ったのはうれしかったが……正直、自分が困っていて、自分のために勉強していたので、モチベーションが下がるなどというよくある状況に一度もならなかった。
常に必死だったので集中力も凄かったと思う。
あんなに必死に集中していたの、今までの人生でなかったんじゃないかと思うぐらいだった。

そして、なんとなく、大人の勉強方法も分かった。

趣味でやっても、ダメだ。
のんびり勉強なんて、やるべきじゃない。
そういえば子どもの頃だって、次の学校への進学だとか、もっと近いところだと定期テストだとか、何か目標があったんだから。
目標・動機があってこそ勉強するべきだ。

そしてそのためには時間を作るための工夫が必要だ。
忙しいを勉強しない理由にしてはいけない。
強い目標や動機があるのだから、忙しいなんて言っていられない。
だいたい、脳みそというやつは、怠けるための言い訳を作らせたら天才なんだから、忙しいだの何だのという口実が思い浮かんだら、それはただ「それほどやる気が無い」っていう意味でしかない。

そうやって、自分で考えて勉強をしていかないと、ただ何もできない老人になってしまう。
昔の老人は、おばあちゃんの知恵袋だの、あるいは何かあったときに「村の長老に相談!」というぐあいに、何か技術や知識が磨かれた人だったような気がする。
このまま年を重ねて、あんなふうになれるのだろうか…と心配になるのだ。
ただ時間を重ねてしわが増えました、っていうだけの人になりそうだ。
時間だけでなく知識も重ねました、という人になっていきたいなぁと思うのである。

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この記事を書いた人

きくちのアバター きくち トマト行政書士事務所 代表

新潟市在住。トマト行政書士事務所代表。
家族はおちびと犬2匹、クサガメ1匹。

1日の移動距離が30km程度までならクロスバイクで移動。
それ以上は自動車で、新潟県内外を走り回り中。

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