試験、完

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何年かぶりの試験期間が終わった!

あぁ、おめでたい。
気分は夏休み(仕事あるけど)。

だって、昨日、無事に私の試験期間が終わったのだー!

あふれる開放感。背伸びしてもしたりないぐらい、あふれる開放感。
仕事はたくさんあるけれど、ひとまず楽しい気分。
最高。

大きな声で「おわったー!」と叫びたい。

※放送大学の試験期間は、まだ終わっておりません。私の試験期間が終わっただけです。取る講義によって試験の日程が違うので。

この春から始まった、二度目の大学生活は、なかなか快適だ。
試験を受けにいけば、知っている人に会う確率が高くなった。
面接講義(つまりスクーリング授業)を受けると、知人が増えるのが楽しい。
声をかけあい、試験前にちょっと雑談する。
何年(何十年…)かぶりに、「あぁ試験勉強できなかったー」だの、「点数とれるか心配だー落としたらどうしようー」だの、言い合う。
話す相手は、たいがい、私より年齢が上。
20歳ぐらい?30歳ぐらい?上。
きっと自分の子どもには、「勉強しろ!」って言っていたんだろうな。
たぶん私も、何年かしたら、うちのおちびに勉強しろって言うんだろう。
自分は試験のとき「試験勉強できなかったー」なんていってるのにね。

前期を振り返ろう<放送大学の感想>

講義を通信で受けて、試験も受けてみて、思ったことを書いておこう。

放送大学、けっこう大変だ。

放送大学はけっこう難しい。
比較対象は、X年前に私が卒業した大学。

大学って、こんなに単位を取得するのにひやひやしなかったと思う。
もちろん、当時は現役だったから、勉強に時間を費やすことができた。
一方、今は、早朝の数時間しか勉強できない。
この差は大きいのかもしれない。
とはいえ、現役のころは、講義の最中にレポートが何回かあって、試験の点数が多少悪くても、単位をとることができた。
試験で、そんなに悪い点数取らなかったけどね。
でも、「もし多少試験でミスしても大丈夫」という安心感は大きい。
放送大学には、それがない。
期末のマークシート(一部記述式)試験を提出し、点数が悪ければバッサリと斬られる。

講義が面白い

やっぱり講師がいいというのは大切だと思う。

いわゆる「一流講師」が講義するから、講義は面白い。
教科書も読みやすい。
講師だけではなく第三者の目が入るせいか、とても講義が分かりやすい。
通常の大学の講義とは違って、放送授業なので、少なくともカメラマン等スタッフのチェックの目が入るんじゃないかと思う。

勉強は大切だ、というか、新しいことへの挑戦が大切だ

今回、こうして大学に入ってみて、つくづく思うのは、自分の知らない世界はたくさんあるっていうこと。

勉強・講義を通して知った世界のことはもちろん、大学の面接授業に集まる人を見てみても、個性的な人が多くて、つくづく「知らない世界がたくさんあるんだなぁ」と思う。

私みたいな仕事をしていると、本当にいろいろな人に会うわけだけれど、大学というものを通してもまた、いろんな人に出会う。
そして勉強を通じて、新しい世界を覗く。

新しい世界が気に入らなければ、別に、深く知らなくてもいいわけだ。
ただ、こういう世界もあるんだなぁ、と脳の片隅に記憶しておく。
そうやって、視野を広げることがまず、大切なんだろうなぁと思っている。

私はこの「視野を広げる」ということが、とっても大切だと考えている。
今の世の中は、薄い情報はあふれているのだけれど、視野が狭い人が多い気がしてならない。
視野が狭いままだと、せっかく楽しいことがあっても気がつかない。
結局、情報って所詮はただの情報に過ぎないので…視野を広げるには、薄い情報ではなくて、リアルに世界に触れることが必要なんだろうと思っている。
そして、大学の講義は、リアルな世界を理論で整理整頓してあるものなんだろう、と。

下手に具体的に書くと批判になりそうだし、とはいえ上記は抽象的過ぎるし、はてどうしたらいいかなぁ…

例えば花火を例にとる。
世にあふれている情報は、花火の動画や、花火の画像だ。
あるいはテキストで、「花火は上がるとどんという音が鳴ります」なんて書いてあるわけだ。
ご存知のとおり、動画や画像を通じて花火をみたって、全然おもしろくない。
あんなものだけ見て「花火」を知った気になる人が居たとして、「花火?つまんない。ちょっと光って音がなるだけでしょ?あんなの見にいく人いるの?」なんて語っていたら、たぶんびっくりしてしまう。
やっぱり花火は現場にいかないとおもしろくないよ!ってなると思う。
だから、動画や画像を通じて花火の情報を得ても、視野を広げることにはならない。
実際に現場で花火を見ることが必要なんだろうって思う。
そして、大学の講義で、花火が光る理論だの、花火の音についてだの、花火の作り方だの、花火が人に与える影響だの、花火発祥の歴史を知ることは、視野を広げるきっかけになる。
そうした「現実を整理整頓した深い知識」を得た上で、もう一度現場で花火を見ると、今までとは違った切り口で花火を見ることができるようになる。
今まではただ、きれいだねぇ、音がいいねぇと感心していただけなのに、「あぁ、あの色はナトリウムの色だな」とか「お、酸化銅だ」とか、思うようになるかもしれない。
こうしてますます、視野が広がるわけだ。

とまぁ、こんなふうにして、大学生になるのっていいなぁと、しみじみ思うのでした。

さて、夏休みダー!(と言いたいけど、仕事デス。)

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この記事を書いた人

きくちのアバター きくち トマト行政書士事務所 代表

新潟市在住。トマト行政書士事務所代表。
家族はおちびと犬2匹、クサガメ1匹。

1日の移動距離が30km程度までならクロスバイクで移動。
それ以上は自動車で、新潟県内外を走り回り中。

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