
放送大学のシステムが改良されてからというもの、「成績が見れないー」「システムがダウンしたー」という書き込みがすっかり消えた、放送大学バーチャルキャンパス(Facebook)。
本当に素晴らしい改良だったんだな、と思います。
ただ、惜しいなぁと思うのは、この改良によって、スマホでアクセスすることがとても難しくなってしまった点。
スマホからだと、ログインすることすら難しい…。
現在は、PCよりもスマホやタブレットからのアクセスが「ふつう」なのですから、もう少し「ふつうの人」に親切な設計だとよかったのになぁと思います。
ちなみに、当サイトは、スマホからのアクセスが9割弱。
残りがPCです。
前回の記事にも書きましたけれど、しつこく書きます。
今時、スマホ非対応な新wakabaってどうなのよ!?
さて、今回も、受講した感想を。
今回は、バーチャルキャンパスでは「単位を取るのが難しい」と言われている科目を2つも選択してしまいました。
人格心理学(’15)
人格という概念について、「性格」「気質」などとの違いから解説をはじめ、人格が育つこと、病むこと、多様性等々について話が展開されていく科目。
人格心理学というものを全般的に広く浅く学んでいくので、全体を通してすべてが重要部分であり、どこが試験に出てもおかしくありません。
だから、単位を取るという意味では、難しいのだろうと思います。
私が〇Aで単位をとれたのは、単に「面白い!」と興味をもって、珍しく(笑)熱心に講義を受けたから。
この科目で私がやった勉強方法について触れておくと、
- まず過去の試験問題と通信課題をテキストを見ながら解き、解答が書かれているテキスト部分には蛍光ペンでアンダーライン。
- 1をしながら、「ここは試験のときに重要そうだな」と思った部分は、1とは別色の蛍光ペンでラインをひく。
…と、ここまでは、他の科目でも行います。
そのあとで放送授業で受講して、アンダーラインがあるところに注意をしながら話を聞き、授業中に表示されるパネルはすべてノートに書き写し(もしくはテキストに書き込み)…としていくのですが、この人格心理学(’15)はそれだけではなくて。
- 講義中に出てくる参考文献、紹介された文献は可能な限り(図書館等で借りてきて)読む
- 各章末の演習課題はすべて取り組む
今までにない熱心な取り組み方を、試験前の短い時間で集中して行いましたました。
ここまでやっても、
「難しいと聞くし、2度も受講しなおしたという話も聞くから、難しいかなぁ」
と不安に思いつつ試験を受けましたが…
おかげさまで、〇Aです。良かった。
生理心理学(’18)
試験は記述式で、テキストや印刷物などを持ち込み可能。
いつものとおりに、
- まず過去の試験問題と通信課題をテキストを見ながら解き、解答が書かれているテキスト部分には蛍光ペンでアンダーライン。
- 1をしながら、「ここは試験のときに重要そうだな」と思った部分は、1とは別色の蛍光ペンでラインをひく。
…という前準備をしてから、ひととおり講義を受けました。
ごく普通に、途中メモを取りつつ、あとはTV放送で表示されるパネルが多かったから、せっかく持ち込み可能だし全部印刷して持ち込もう!…というわけで、放送授業で表示された全パネルのスクリーンショットをとって、全部印刷しました。
講義の内容は、興味を引くものもあれば、ひかないものもあり…脳地図等は、その大切さは分かるのだけれども、覚える気にはならないし…とはいえ実験の話はすごくおもしろかったです。
どうやってこういう実験を思いつくのかな、確かにその実験で証明されるのだけれども、どうしてこんな(簡単な)実験で証明されるということに気が付いたのだろう、これを思いついた人は天才なんじゃないかしら、などなど感心しながら受講しました。
とはいえ。記述式とはいえ持ち込みできるし、みんなが「難しい!」と言っていても、持ち込みする資料の準備さえしっかりしておけば楽勝だろうと高を括る態度だったことは否定できません。
いやいや、この試験は本当に難しかった!
放送大学の試験って、選択式のものが多いから、時間が余ることがほとんどなのです。
だから、自分の解答欄があまり埋まっていない=まだ時間が余っているはずというおバカなことこの上ない勘違いをしておりました。
全問題が記述式なのですが、最後の問題は指定された内容について400字以内で記述しなさいというもの。
テキストの該当部分を抜き出せばいいという簡単なものではありません。
何を書くことを求められているのか、まずは把握しないといけない。
何を書くことが答えなのかを考えなければならない。
そんな問題だったのです。
「論述すべき内容はこれだろう」と検討をつけて、テキストを見ながら文章をこねくりまわし、書いては消し…
気が付くと、「残り5分です」という試験監督者の案内。
解答用紙は半分程度(つまり200字程度)が、空白という状態。
200字を5分で書ききるというだけでも、尋常でないスピードを求められるうえ、まだ何を書いていいかよく分かっていない状態。
なんだかわからないけど、もう必死に書きました。
どんな日本語を書いたのか、そもそも日本語になっていたのか、文としておかしくなかったのか疑問に思います。
何書いたか覚えていないけど、なんか、重要だと思う単語を無理に羅列してたような…。
成績表が届いてみると、〇Aでした。
運がよかったとしか言えません。
まさか1時間弱の試験時間で、論述内容を考えないと書けないような問題が出題されるだなんて、思いませんでした。甘いなぁ、考えが。
深く反省しました。