夏休みが終わりました。
今年の夏は、ちょっと短かった気がします。って油断していると、9月になったらまた暑くなるのですよね。きっと。
お弁当は、ひごろのごはんとは違って出来立てを食べることは無く、冷めてから食べるわけで、普段のごはんとお弁当とは異種格闘技です。
同じ作り方で大丈夫な場合もあるけれど、ダメな場合も。
そんなわけでこの夏のお弁当作りで気を付けたこと3点。
お肉の脂が固まる
ダントツトップで美味しくなくなるのが、お肉の脂が固まってしまうこと。
特にあぶらっぽいお肉を使えば、絶対に脂が冷えて白く固まります。
考えただけでも不味いです。
解決方法は2つ。
一つは、脂の少ない肉を使うこと。バラ肉など脂が多いものを使うと、どんなに気を付けても脂が白く固まってしまいます。おいしくありません。
もう一つは、焼かずに煮ること。
時間をかけず、強火で、少ない煮汁でさっと煮上げます。余分な脂は煮汁に落ちますし、強火でさっと加熱すれば肉が柔らかいままです。
何回か、薄切りの牛肉で牛丼を作りましたが、これはしょうゆベースの煮汁を強火で加熱しさっと両面をくぐらせました。
ごはんはしっかり吸水させる
夏は暑いですし、ごはんの給水時間が短めでもそれなりに炊けます。
家で食べる分にはそれで十分ですが、お弁当にする場合はやはりしっかりと1時間(冬なんかは2時間以上)給水させたほうが、芯まで柔らかく炊き上がります。
冷めたときの食感が全然違うのです。
水分は少な目で
とにかく水分少な目。べちゃべちゃとしたおかずはダメです。
ゆでた野菜、お浸しなんかも、しっかりと水分を切り、味付けは野菜全体にかかるようよく混ぜ合わせます。
こうしてみると、お弁当のお弁当らしさは、「厚焼き玉子」と「茶筅茄子」でできているのではないかと…
お弁当を見回すと、オムレツやミートボール、牛丼なんかは家でも作って食べますが、厚焼き玉子と茶筅茄子だけは、家では作らないです。
日頃の食卓には上がってきません。
どちらとも、専らお弁当のみ。
玉子焼きを食べるならオムレツにしますし、茶筅茄子も…切れ込みを入れて焼いたナスですから……それよりも炒め物にしがちです。
尤も、我が家の場合は残り物などはお弁当に入れず、みんなお弁当のために朝作るので、日頃のお弁当とは違ってしまうのかも。