今日は新潟市消防局で開催された消防フェスタ119に参加してみまして、子ども向けのイベントだったのですが貴重な体験ができました。なかなかおもしろかったです。
これは主に子どもが対象のイベントで、普段なかなか入れない消防局庁舎内に入れるほか、以下のようなものがありました。
- 消防音楽隊ミニコンサート(1回目11:00~、2回目13:30~)
- 指令管制センター一般公開
- 子供工作室(とびだす消防車カード、消防車ミニ図鑑、消防クイズカード)
- AED体験
- 屋上ヘリポート見学ツアー
- 濃煙体験
- 初期消火体験
- 放水体験
- レスキュー体験(ロープを渡ってみよう)
- 人命検索体験(暗くて狭い道をくぐり抜けてみよう)
- 消防車両展示・子供用救助服試着・記念撮影コーナー
午前中から行って、たっぷり4時間遊びました
おちびが参加したのは、「5.屋上ヘリポートツアー」「6.濃煙体験」「7.初期消火体験」「11.子供用救助服試着」のほか、上のリストにはないけれどブリジストンの免震デモカーがきていて、「耐震設計」条件と「免震設計」条件での東日本大震災クラスの地震体験をしてみました。
ランチは、被災時のごはん(アルファ米)の試食と、スワンベーカリーのパン販売もあって、お外で食べながら休憩。
さて、体験したことそれぞれ書いていきますね!
「屋上ヘリポートツアー」は楽しかった!!!
なかなかこんなところに立てませんからね。写真は屋上から見た鳥屋野潟。ヘリポートなので当然、柵は無し。地上から35mの高さらしいです。
お天気が良かったこともあり、すごく気持ちのいい眺めでした。
私もおちびも、高いところが好き。
ヘリポートが凄かったのはいいとして、それ以上に気になったのが、ここへ上がってくるときにつかったエレベーター。1Fから5Fまでエレベーターで上がったんだけど、よくある上がった感覚が全然無い。ゆれも無い。
1Fでドアがしまって、気がついたら5F。
一体どういう仕組みなんだろう…。
「濃煙体験」は、煙が充満した薄暗い建物内を、ハンカチで口をふさぎ、壁伝いで歩いて出口へ向かうというもの。途中の非常灯の灯りが頼りです。たまたまハンカチが複数枚あったので参加できました。来年からは忘れずに人数分のタオルハンカチを持参しよう!
おちび、初の火災もどき体験。
今までに数回、隣家が火事になってきた私としては、「実際の火災はこんなに白くてきれいな煙じゃないよなぁ」「自分の家には非常灯なんて無いしなぁ」「実際はすごく大きな音(火で何かが焼ける音?)がするよなぁ」なんだけど、それでも十分おちびには良い経験になったと思われます。
火災は、前触れ無しで起こるものだから、一度経験しておくのはいいことです。
振り返ると、子どもの頃に初めて経験した火災は、隣家が燃えてしまったのですが、我が家の中が煙でいっぱいになり臭いがすごかったこと、犬がすごく騒いでいたこと、ガスの元栓を確認しに行ったらキッチンの窓(火元側だった)が一面真っ赤に見えたことを思い出します。あんなのを見たら、人によってはパニックになるでしょうね。
「初期消火体験」は、「くんれんスイスイ」と書かれた水が出てくる消火器を使って火(の絵)を倒すもの。
くんれんスイスイというネーミングがツボでした。くんれんスイスイ。かわいいなぁ。フォントもステキ。
ちゃんと消火器のピンをぬいて、レバーを握って消火します。これもやっぱり、経験しておいていいと思います。実際の火災を目の当たりにしたとき、慌てすぎて消火器をそのまま火元に投げた人もいると聞きます。実際、火災って視覚から異常な光景が広がるし、嗅覚としてもひどいにおいだから、急に緊張するので、慌てる人もいると思います。おちび、ちゃんと上手に的に当てて、ご満悦。
「子供用救助服試着」は、ミニサイズの救助服を実際に着られるというもの。オレンジ色のツナギのほかに、消火活動時に着る耐火服(ネイビー)もありました。
おちびはオレンジのがいいというので、こちらを試着。
そのまま、近くに展示してある消防車や救急車に乗れてしまう。
いっしょに記念撮影する親子多数。すごい数。かく言う我々も、消防車だの救急車だのに乗って、がんがん記念撮影。
普段、カメラを向けると変顔するおちびも、救助服かっこいい!!とときめいたらしく、一気にキリッとしたドヤ顔で消防車の前に立つ。
常にドヤ顔。
制服かっこいい!わたしかっこいい!と自我自賛してドヤ顔。
最後に「地震体験」。
車の荷台に設置されたイスに座り、実際にゆられてみるというアレです。最初に「耐震設計」条件でのゆれを体験したあと、ブリジストンの免震パーツを使うとこうなりますよという「免震設計」条件を体験します。
おちびは4歳なので、東日本大震災は経験していません。だから、これだけ大きな揺れを経験するのは、初めて。
一方の私は、あの大震災の頃は銀座勤務でしたが、ちょうど関西に出張していたため、大地震を経験していません。その前は、新潟に住んでいたけれど、中越沖地震(10年前)はちょうど車に乗っていたため揺れらしい揺れを感じず、中越地震(13年前)は東北に居たため地震を経験せず。ふんわりと地震を避けて生きてきたため、大地震の経験無し。
だから、今回デモカーで地震を経験して、横に液晶テレビがあって地震の家の中がCGで再現されて映し出されるのですが、大きく揺れながら戸棚の中身が飛び出す様子を見ていると、非常にリアリティがありました。
本当は「庁舎内見学(指令管制センター一般公開)」も参加したかったんだけど、これは早々に整理券の配布が終了しちゃった!!残念。
そうか、整理券を配布するタイプのイベントもあったのねと気付くのが遅かったです。来年はぜひ、中を見てみたいな。
体験してみるのは大切!
地震の備えが大切だの、防災教室が大事だのと言っても、やっぱり人間は経験してみないとピンとこない。そういうふうにできています。
だから、こうして経験してみるのはすごく大切だと思います。
似たような状態になったとき、パニックになるのも防げるし。
子ども向けのイベントで、こうして火災や地震を経験できるのは非常にありがたい!おちびがどう思ったかは分からないけど、貴重です。
特にイベントではないので、上では触れませんでしたが、イベントはけっこう並ぶのですけど、行列で待っている間も消防士さんが華麗に垂直降下やロープブリッジ渡過を繰り返しているのが見えて、すごく面白かったです。
あんなに何回もやって疲れないのかなと思いつつ…すごいねぇ。ほんとに。