こんにちは、一部ではみーちゃんと呼ばれている私です。
最近また、みーちゃんと呼んでくださる方が増えました。
ちなみに40歳で、日頃は行政書士をしています。40歳女性にみーちゃんってどんだけ…
まぁいいか。
今朝は6時に、北朝鮮がミサイルを発射したというJアラートの速報が入りました。その速報を受けて実際に避難してみた結果、いろいろと考えたことを書きますね。
「北朝鮮がミサイルを発射したというJアラート速報が入った」のは事実だが…
さて、事実として、6時に「北朝鮮がミサイルを発射したというJアラートの速報が入り」ました。でも私の認知は、そうではなくて。以下のような流れになりました。
- アラート音が聞こえる
- 「地震かな…」
- スマホ画面を見る
- 目に入る「北朝鮮」「ミサイル」「避難」の文字
- 慌ててテレビをつける⇒頑丈な建物に避難しなさいと出ている!
最初はまさかミサイルのための警報だとは、思っていませんでした。
だから、時間に無駄が生じてしまいました。
「本当にミサイルなんだ」と理解するのに数秒必要でしたし、テレビをつけるという無駄な時間を使ってしまいました。
それから、一瞬、「ミサイル?本当に避難する必要あるの!?」と考えました。
たぶんほとんどの人は避難しないだろうなぁ。
だいたい、頑丈な建物ってどこだろう…学校かな。
うち(古い木造家屋)よりは、コンクリート製の学校のほうが、いいかもなぁ。
Jアラートなんて初めてだし、練習のために一度本気で避難してみよう。
学校は近いから、ミサイルからの避難でも間に合うかもしれない。もし本当にミサイルがとんできたら、「やっぱり学校へ逃げればよかった!」と後悔するのかどうか、実際にやってみないと分からないし。
…というわけで、我が家のおちびをたたき起こし、避難してみることにしたのです。
このとき、恐らく6時ちょうどでした。
うちから学校までは近いから、6:05に小学校へ到着
さて、我が家から近所の学校までは、かなり近いというか、すぐ目の前です。
そんなわけで、おちびをたたき起こして着替えさせ、靴をはかせて、一応の避難グッズを持ってから学校へ行ってみました。
予想通り、朝早いこともあって、誰も外を歩いていません。
まして、私のようにおちびを抱えて走っている人は居ません。
学校の前に到着したのは、6:05。
教職員が出勤しているのか?近所の人が勝手にとめているのか??車が何台か、学校敷地内にとめられていましたが、玄関はあいておらず、学校内に避難することはできませんでした。
当たり前ですが。
むしろ、まだ夏休みだというのに6:05から玄関あいてたら、「夏休みなのにもう出勤しているとか…先生ってどれだけ…(以下略)」と思ってしまいますので、学校は開いていなくて正解です。開けておかないでください。
今回の「本番 兼 避難訓練」を通じて、気がついたこと
私が今回思ったことは、繰り返しになりますが「学校に逃げられないやんけ!朝から開けておかんかい!!」ということではありません。
今回、やってみて気がついたことは、以下のとおりです。
- Jアラートが鳴った後でかなり本気で準備しても、到着は6:05になってしまう。
- 今回は、私が家に居て、既に朝ごはんの準備をしていたため、おちびを速やかに着替えさせ避難できたが、それでも到着が6:05
- 北海道をミサイルが通過したのは、6:07(当初発表では6:06)
- 学校入り口に避難した人が殺到するなどで中に入るのに手間取ると、避難が間に合わない
- ここは新潟で、北海道よりも北朝鮮に近いので、6:05でも既に爆発しているかも
- 学校はガラスが多いので、学校の外側に居るのは非常に危険
ちょっと避難に手間取るだけで、避難中の屋外でミサイル爆発の影響を受ける可能性が高いことが分かりました。おちびが居ることもあり、必要な時間の予測は難しいです。避難は現実的じゃありません。
「うちはすぐ近くに学校があるから学校に避難したほうがいいのかも?急げば何とかなるかも?」と思っていたけど、やっぱりミサイルがとんだ後で避難するのは無理ですね。Jアラートは、頑丈な建物や地下へ避難するようにと言うけれど、地下なんて…ねぇ。
ではどうするべきなのか、真面目に検討してみよう
では、どうするべきか。
北朝鮮による弾道ミサイル発射が相次いでいることを受け、日本各地で避難訓練が行われている。米どころの新潟県では燕市の水田風景の中で訓練。農業の男性らは用水路に逃げ込んだ。国はコンクリートの丈夫な建物や地下への避難を推奨しているが、地域によってはその条件がそろわない場合も多い。内閣官房では、各地の住民が工夫したさまざまなパターンの避難方法を参考にしてほしいとしている。
ー日刊スポーツ「ミサイル来るぞ、避難先は用水路 新潟・燕市で訓練」
↑あぁそうか、用水路の中に入るのも一応「地下」だし、そのまま立っているよりも安全なのね。場所によっては用水路もアリだと。
弾道ミサイルが落下する可能性がある場合にとるべき行動を記載したものです。
ー新潟市「新潟市の国民保護」
上の新潟市のページ内には、「ミサイル落下時の行動について」が書いてあって(PDFリンク)、以下のように書かれてありました。
屋内に居る場合
窓から離れるか、窓のない部屋に移動する。
弾道ミサイル落下時の 行動について(PDFファイル)
…だ、そうです。
すみません、ミサイルが飛んでくるとは思っていなかったので、こんなページがあったとは知りませんでした。
つまり、Jアラートの「近くの頑丈な建物か、地下に避難してください」という警報は、あくまでも屋外に居た場合で、屋内に居た場合は別に良いらしいです。逃げようとしている間にミサイル飛んできてしまいますよね。
そうか、家の中にいる場合は、むしろ家の中で安全を確保するほうが大切なのか。
さて、結局、考えた末に、うちでは押入れの中に入ろうということになりました。
爆風でガラスが飛ぶことを考えると、一応鉄線の入ったガラスだから簡単に割れないんだけれど、ミサイルが爆発したときにガラスがどう割れるかなんて想定不可能だし。だとすれば、押入れの中に逃げちゃうと、ひとまず扉もしまって安全かな、と。
ガラスが刺さるのが怖いよね。
そして爆発音が落ち着いたところで、マスクして様子をみつつ外へ避難というのがいいのかな。
今のところは、そんなふうに考えています。
結論。ミサイルが爆発すると自分でできることは少なくて、避難しようが家の中で押入れに隠れようが運が悪いと死んじゃうんだけど、それでもできる範囲で生きる努力をしよう、と。
おまけ:皆様の「ミサイル発射のとき、家の中で避難する場所」
以上が我が家の例ですが、他の人の「家の中にいたときに避難する場所」をいろいろと聞いてまわったり、検索したりした結果。
- お風呂場(窓のないお風呂場)
- トイレ(窓のないトイレ)
- 納屋、納戸、物置
- 車庫(カーポートではなくて車庫)
…だそうです。どうぞ自分の家を振り返ってみて、良さそうな場所を検討してください!
あと、一度実際に、時間を計って焦りながら避難してみるといいと思います。避難グッズを持ったり、子供を抱えたりするのって、意外と大変なので、一度動いてみて必要な時間の目安にしたり、家の周辺の危険スポット(ガラスが多い建物など)をチェックすると、自分の家の近所が違うふうに見えてきます。