全てにおいて世界とつながる必要は無い

これは、孤独こそ我が生き様!という話ではありません。念のため。

先日、事務所のページで書いたとおり、私は戦略的かつ継続的な対策を講ずるレベルの人見知りですが、今日書くのは人見知りのことではなくてWEBの話です。

先日書いた、本についての続き。

今日、ご依頼いただいたウェブサイトを作りながら、うーんと考えていて突如「おぉ!」となったのでメモ書き。

目次

伝わらない時代

あの本(→)について、非常にざっくりとかなり乱暴に概要を書くと、以下のポイントに絞られる。

  • 世の中にはインターネットを使う人使わない人がいる
  • インターネットを使う人は、情報の波にさらされ、すごい量の情報に毎日接している
    →だから情報がうまく伝わらない、砂浜の砂1つぶの世界
  • インターネットを使う人は、多くの情報の中から、知人を介して得た情報を信じる傾向がある
  • インターネットを使わない人は、この情報が爆発した時代以前の状態にいる
    →だからテレビCMやチラシなどが有効

あぁ、すごいざっくり。
ざっくり過ぎてすみません。
謝りたくなるレベルのざっくり感。
これだけ読んでも意味が分からないと思うので、詳しくは本を読みましょう。

さて、その後のことを、考えてみた。
今後どうなっていくんだろう。

今後を考えてみたけれど、情報が増え続ける…の?

さて、本によると、情報はますます増えて、ますます伝わらなくなるらしい。
だから、今後ますます、友人知人を介しての情報が重要度を増していくらしい。

そうだろうなぁ。
そうそう簡単に、勢いが変わるわけじゃないから、情報はどんどん増えていくだろう。

そして、その先。
その先は、いったいどうなっていくんだろう。

使い分けと脱・検索エンジン

ふつうに思いつくのは、使い分けだ。
私自身、既にやっていることだし、自然と多くの人がやっているんじゃないかと思う。
また、今後ますます大きくなっていく傾向だろう。

つまり、検索エンジンを使わなくなっていくだろうと予測する。

昔はGOOGLE先生が大好きだったし、何か分からないことはまずGoogle検索していた。
正直、今の検索エンジンは、使うとストレスを感じることが多い。
検索しても、ほしい情報は手に入らないように思う。
なぜだろうと考えてみて、思い付いた理由は以下のとおり。

  1. 検索エンジンのランキング上位のページは、SEO対策バッチリで広告のにおいはするけどほしい情報ではないことが多い
  2. その情報が嘘か本当か分からない…そもそも基礎となる情報が無いから調べているのに!
  3. 検索エンジンにひっかかるページが多過ぎる…私は知りたいだけで、世界中とつながりたいわけではない

上に書いたことは、知りたい内容による。
例えば、夜中に急に背中に痛みが走った、どうも今まで経験したことのない痛みなんだけどこれはなんだろう…といって傷みはそんなに激しいわけでもないから救急車を呼ぶほどでもないし…
そんなときはGoogle検索を使う。
詳しいことや正確なことは医者にかかるのは一番だけど、どういう可能性があるのかをひとまず調べてみて、明日の朝一番に病院へ駆け込むか、それとも来週のスケジュールに余裕のあるときに病院へ行くか、判断する材料にするのだ。

上手な美容室を知りたいなぁ…というときは、検索エンジンは使わない。
口コミサイトも見ない(あの口コミって役に立つことあるの?)。
クーポンなんかどうでもいい(少なくとも行きたい美容室の判断材料にはしない)。
SNSで知人を介して得た情報に従う(その後でクーポンの存在を検索することはある)。
どこの美容室もたいがい、それっぽいカットモデルを使い、それらしい写真を掲載するだろうから、あまり参考にならない。
WEBから得られる情報は、私にとっては、いい美容室かどうかの判断材料にならない。
飲食店もそうだけど、こういう日常的で好みだの感性だのの問題は、検索しても意味が無いぐらいに思っている。

ここの違いは、「簡単に聞ける内容かどうか」「相談できる相手がいるかどうか」なんだろう。
友人知人に医者がいたとしても、そうそう連絡を取れる時間帯でもない…でも非常に関心が強い(あるいは急いで知りたい)こと。
となれば、Google検索かなと思う。
(でも、どこの病院に行けばいいか知りたかったら、友人知人の医者に聞くよね!)
美容室や飲食店は、友人知人に聞けばいいし、周りをみればそれなりに食の好みが合いそうな人もいる。やたら詳しい人だって居る。
でも、ちょっと珍しい条件で飲食店を探したいなら、やっぱりGoogleで検索する。

情報はそんなにたくさんいらない

インターネットは簡単に世界中とつながることができるツールだけど、情報交換という意味において、それはどれだけメリットがあるだろう?

自分自身が、今の生活と、ちょっと今より良い生活を楽しむだけなら、別に検索エンジンを使わなくてもいいのだ。
…っていう流れに、もう既になりつつあると思う。

じゃぁやっぱりテレビやチラシに影響力が戻るかというと、そうではない。
どちらかというと、SNSなどを介して周りの人に情報を尋ねる範囲が広くなるように思う。
結局は「信用が大事」っていうことか。
ありきたりだけど…。

全てにおいて、世界から情報を集める必要は無い。
日常のことは別に情報を集めなくていい。
何か特別なことをするとき、判断や決断をしたいときは、周りに相談できる人がいるなら相談してみる。
相談相手が居ないなら…情報を得るだけなら検索エンジンを使う。
でも、検索エンジンで得た情報を元に、行動を起こすかというと、場合による。
どこの病院がいいか、とか、どの美容室がいいか、といったことは、結局、周りに相談してみるかもしれない。
対策されて美化された情報に振り回され続けるのは、ちょっと疲れてしまったのだ。

 

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この記事を書いた人

きくちのアバター きくち トマト行政書士事務所 代表

新潟市在住。トマト行政書士事務所代表。
家族はおちびと犬2匹、クサガメ1匹。

1日の移動距離が30km程度までならクロスバイクで移動。
それ以上は自動車で、新潟県内外を走り回り中。

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