ここ数年、冷蔵庫でも洗濯機でも何でも、実店舗で良さそうなものを勧めてもらいたいなぁと思っていました。
別に、ちょっとぐらい高くたっていいのです。
ただ、「きちんとした」商品を勧めてもらいたい、こちらの要望にかなう商品を知っている人に会いたいなぁ、って。
昔は、そういう店員さんっていらっしゃいましたよね。
お店へ行けば、その分野の商品にやたらと詳しい、オタク・マニアという言葉がふさわしいような方が、居たと思うのですが。
デパートでも、ホームセンターでも、電器屋さんでも、どこでも。
私が子どもの頃なんか、もうン十年前ですが、テレビ一つ買い換えるのに
「テレビのことはなんでも知ってる」
風の方がこられて、性能等をあれこれ丁寧に説明なさっていました。今でも覚えていますが、ごく普通のテレビだったけれど、その人はきちんとスーツを着ていて、丁寧でした。
我が家の状況を聞いたうえで、お勧めなさっていたのを思い出します。
あれは、アノ人はプロフェッショナルだったんじゃないかと思うのです。
そうじゃなければ……もしかして、今ほど世の中に情報がいきわたっていないのをいいことに、モットモラシクお勧めなさっていたのかなぁ。
どうなんでしょう。
あれ、インターホン(ドアホン)ってどこに頼むの?
ちょっといろいろありまして、インターホンを交換することになりました。
その手配を、私自身がやることになりました。
まず……インターホンなんて、買ったことがありません。
どこで注文するものなんだろう?
「インターホン 新潟」
で、Googleで検索してみたけれど、該当するのはインターホンを修理する業者。
それから、インターホンがついている物件を案内する不動産情報。
現状ついているものは、ごくふつうの「チャイム」って言ったらいいでしょうか。
音が鳴るだけ。
ここから交換するのに、どこで買ったらいいかという、そもそもが分かりません。
だって、インターホンをつけるとなると、家を建てたりリフォームしたりするときに、工務店さんがつけるものでしょ?
「最初からそこに存在する」ものでしょ?
はてさて。
近所のホームセンターへ行ってみた
よく分からないまま、ひとまず近所のホームセンターへ。
サービスカウンターで相談してみると、店長さんが応対してくれ、インターホンの売場に案内されました。
そこで分かったのは…
- 電源の様式がたくさんある
- 有線とワイヤレスがある
- 乾電池で動くものもある
…ということ。
「現状はただ音がなるだけのものがついているんです」
と説明したけれど、店長さんがおっしゃるには、
「みなさんインターホンを買って自分でとりつけている」
とのこと。
有線とワイヤレスの違いは分からない。
「電気工事が必要ならしてもらえるんですか?」
と聞いてみたけれど、新設工事には対応していない・結局取り次ぐだけなのでよく分からない。
取り次いだ業者から連絡が入るだけ。
自分でやるお客さんが多いからそうしてはどうですか、とのこと。
さらには、そのホームセンターが運営するネットショップをお勧めされ、そこを見ると商品がたくさん掲載されていると言われました。
えー………。
自分で調べなきゃ、だめ?
ネットリテラシーはあるほうだと思うし、理系人間でもあるし、自分で調べれば理解できると思うんだけど、その時間がもったいないんだなぁ…。
近所の電器屋さんにいってみた
次に、近所の電器屋さんに行ってみました。
インターホンコーナーを探したけれど見つからず、店員さんに案内してもらって売場に到着。
インターホンについて質問したけれど、カタログを差し出され、
「ごゆっくりご覧ください」
とのこと。
ゆっくり自分で見るわけですね…。
カタログに載っていることは、WEBサイトよりも、情報が見にくい。
スペースが限られているのでしょうがないのだけれど、商品情報の下に小さな字があって、「○○については××ページ参照」などと書いてあります。
そして、結局、うちのインターホンとの交換は、自分でつけられるの?
電気工事をお願いすればいいの?
工事をお願いしてもつけられないの??
ワイヤレスなら簡単につけられるらしいけど、その場合、既存のドアホンはどうしたらいいの?
…といったことは、カタログを見ても分かりませんでした。
店員さんに聞いても、分からないのだそうです。
結局、うちの状況を見てから「お見積もりをとる」ということになって、約1週間後に、お見積りの人がいらっしゃることになりました。
お見積もりをとるときに、商品が適合するかどうかを判断するのだそうです。
エアコン工事で混雑しているから、1週間後。
えー………。
と思ったけれど、とりあえず申し込みました。
インターホンってそんなに、難しいものだったの?
そもそもどんなインターホンがつけられるか分からないと、商品選べないなぁ…。
そこからさらに、店員さんの説明は続きます。
私が希望する商品はお見積もりの後で発注するので、2週間前後かかる。
商品が届いてから、工事を手配するから(もしくは自分でとりつけるから)、実際につくのは…ずっと先。
うーん。
ドアホンをつけるためには仕方ないのでしょうか。
見積もりを申し込んでみたものの、見積もりだけで1週間かかる上、商品が分からないので、考えた挙句に「キャンセル」しました。
順番が違いますよね。
まず商品を選ぶ!そして次に、その商品が取付け可能かどうかを確認してもらうために現地を見てもらい、お見積もりをもらう。
しょうがない…。
商品を自分で調べて選ぶことにしました。(後編へ続く)