ココ 高齢疑惑浮上中

哀愁ただよう背中
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高齢疑惑浮上

うちにはココという名前のトイプードルが居て、かなり紳士で、外面がよろしいという性格をしている。

紳士というのは、飼い主である私につきまとっていても、行先がトイレだとわかると途端にリビングへ引き返すのだ。
レディのトイレを覗いたりしない。

おやつをもらうときも、絶対におやつをつまんでいる指をかんだりせず、そっとくわえていく。

そして外面が大変よく、家では怠け者だが、外では精いっぱいの笑顔で愛想をふりまく。
近所の人たちは楽しくはしゃいでばかりの犬だと思っているかもしれない。

家ではさほどでもなく、若干わが道を行くような犬なんだけれど。

その紳士のココが、今年になって急に衰えが目立つようになった。

まず、皮膚。

全身にシミといぼができて、病院へ連れて行ったところ、どちらも加齢によるものだとか。
マラセチアという皮膚病になり、薬が処方されたけれども、これは結局抵抗力が弱まっている証拠だそうで、まぁ加齢によるものだろう…ということだった。

それから、白内障。

トイプードル、10歳ぐらいで白内障が始まる子も居る。
もっと遅い子も早い子も居るので、標準的な範疇か。
なんとなく周りは見えているようで、物にぶつかったりはしない。

寝ている時間が増えた。ボンボンが遊びに誘っても無視して寝ている。

寝るココ 手前はボンボンのしっぽ

ここまでならまだ分かるのだけれど。
後ろ足がふらふらするようになった。

プードルで、10歳で、後ろ足がふらつくだろうか?
早すぎる。

年齢不詳

ココは保護犬だから、年齢不詳だ。
今から6年前、2014年に「推定4歳」ということでうちに来た。
そこから行くと、10歳か11歳。そのぐらいだと思っていたのに。

後ろ足がふらふらするぐらいだと、もっと年上…13歳?
もしかしたら、15歳ぐらいなのかも。
前足だって自由に動かせない。
もつれるように歩いている。
外を歩くと痛いようで、お散歩へ行くのを完全拒否するようになってしまった。

たぶん、考えていたより高齢なのだと思う。

ココはトイプードルのわりに、全然病気知らずで今までやってきた。
動物病院へいくのは、ワクチン接種とフィラリアのお薬のため。
病気らしい病気にかかったことがない健康体。

今まで11歳でまだまだ長生きすると思っていたけれど。
後ろ足がもつれるとなると、なんだか急に終わりが見えてきたように思われて、落ち着かない。

終わりっていうものは、突然降ってくるものなんだよ。

それは、いい子だからとか、悪い奴だからとか、そういう生き物たちの都合なんて関係なく、突然降ってくるんだよ。
そんなことをあらためて思い起こさせられた。

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この記事を書いた人

きくちのアバター きくち トマト行政書士事務所 代表

新潟市在住。トマト行政書士事務所代表。
家族はおちびと犬2匹、クサガメ1匹。

1日の移動距離が30km程度までならクロスバイクで移動。
それ以上は自動車で、新潟県内外を走り回り中。

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