
初めて犬を飼う人へ、リアルなこいぬのはなし
子犬を飼うことになったのです。
全然、予定していません。計画外。想定外。うへー、まいった。
しかしタダでは転ばぬ。
せっかくなので、子犬を飼い始めるということ、子犬との生活ってどんななんだろう?という話を書こうかな…と、考えました。
子犬を飼い始めるときって、どんなふうに「飼おう!」って思うのかしら。
何となく「飼おうか」と決めて、本とか、身近な人とかからどんな犬種がいいか話を聞いて想像を膨らませて、ペットショップで買うのかしら。
それとも、まずペットショップへ行って、かわいい子に出会って、飼う!と決めるのかしら。
でもそれじゃなかなか…特に犬を初めて飼う人は、子犬がどんなに大変でどんなにダメな奴なのか(かわいいけど)、分からないで飼い始めることになって、大変でしょ?
私は、子どもの頃からずっと何匹か家に犬が居て、今も保護犬でトイプードルのココおじさん(推定11歳)と暮らしており、犬はそれなりに飼い慣れています。
だから、躾の仕方は分かるけれど、うちに居た犬は生後半年以上経ってから「やっぱり飼えないのでもらってくれないか」で引き取ってきた子が多かったので、子犬を飼ったことはほとんどありません。
子犬との暮らし、どたばたっぷりを書いて…いやもちろん子犬だって個性があるのでみんながみんなこんなふうではないけれど…参考にしてもらえたらいいかな、と考えました。
保護犬の飼い主なので、「やっぱり飼えない」で処分しようとしたりうまく飼えずに虐待する人も居る今の状況が、こうして書くことで少しでも回避されたらいいなーというのが野望。
リアルな子犬生活日記。
うちの子になるらしいよ
弟その1の家に、いわゆるダップー(ダックス×トイプードルミックス)の夫婦が居るのです。
その夫婦に子犬が産まれたのよね。
出産は2回目。
ブリーダーでも何でもないので、これを最後に避妊手術するから、これ以上は増えませぬ。
何匹か生まれたけれど、親戚や知人に「今も犬を飼っている」または「昔飼っていたけれど今はたまたま飼っていない」という人が多くて、子犬が産まれたなら欲しい!お金払うから引き取らせて!!という人大勢。
子犬より希望者の方が多いと聞いていたので、うちに来ることは無いだろうと油断しておりました。
母犬が途中で育児拒否気味になり、母犬と子犬たちは実家に連れてこられてばあばも育児を手伝うという…実家にも数匹犬がいるのだけど、うち2匹ほど気のいい犬が、赤ちゃん犬の顔についたミルクなめたり遊んであげたりして、育児を手伝い始めるという…
私もばあばが病院に通院する時などは育児支援に駆け付けました。
だって、生まれたばかりの子犬は3時間おきにミルクあげないといけないんですもの。ヒトと同じ。
そしてうちのおちびも、たまに実家へ遊びに行っておりました。
…で、おちびが「赤ちゃん犬が1匹欲しい」と秘密裏に交渉し、勝手に約束を取り付け、私が突然みんなに「1匹飼え!」と責められる羽目になろうとは。
全然予想だにしなかったのでした…あぁあ、油断したな。
さすがに、うちに来る犬は私が選んでよいというので、写真の子にしました。
名前はボンボン。
うちのペットは食べ物の名前という決まりがあるから。
選んだ理由は…女の子で、長毛で(ミックスなので兄弟に長毛と短毛が居るのです)、顔がかわいく、たぶん里親希望の人が見学に来たら一番人気だろうけど、最も性格がアグレッシブで、母犬や諸先輩に飛びついて噛みつき、一部先輩犬は背中にいくつか生傷を作っており、その上全然届かないソファにも飛びついてよじ登ろうとしては失敗するという…暴れん坊というか暴君というか、ちょっと扱いが大変そうな子だから。
他の兄弟の耳にかじりついて、みんな悲鳴を上げてるんだもの…しっかり躾しないとダメでしょう、この子。
でも見た目がかわいいので、人気が出てすぐにわけもわからず引き取られてしまいそう。
つまり、放っておくと飼いきれずに捨てられちゃうんじゃないかと心配になって、連れてくることにしたのです。
実際にうちに来るのはまだまだ先。
母犬は、今はもう完全に育児拒否してしまって、弟の家へ帰ってしまいました。
赤ちゃん犬たちは、実家わんこたち(育児支援犬?)のお世話になって、もう少しぬくぬくとみんなで暮らしてもらいます。うちへ来るのは生後2ヶ月は経たないと。